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    広島県 工芸品
    熊野筆 

    熊野筆とは

    熊野筆は安芸郡熊野町で作られる絨毛を原料とした筆。江戸時代に平地の少ない熊野では農業だけでは、生活が苦しいため仕事が暇である農閑期を利用して奈良地方から筆や墨を仕入れ、それを売りさばいていたことがきっかけとなりました。そこから筆と熊野の結びつきが生まれました。

     

    歴史

    江戸時代後期に熊野出身の女性が筑前博多の筆職人と夫婦となり、熊野へ帰り筆を作ったのが始まりとされています。その後、広島藩の御用筆司から学んだり、摂津の国有馬や奈良で筆作りの技術を身につけた熊野の住人が村に戻って村民にその技法を伝え熊野に筆づくりが根をおろしたとされています。また戦後は毛筆の技法を生かして本格的に生産され始めた画筆及び化粧筆は毛筆とともに熊野町の大きな地場産品。

     

    写真提供:広島県