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  • 薩摩切子

    鹿児島県 ガラス細工 工芸品
    薩摩切子

    薩摩切子とは

    薩摩切子の色は「薩摩の紅ガラス」と珍重された紅をはじめ、藍、緑、黄、金赤、島津紫などを持ち、深く、しっとりとした東洋的な色にぼかしをもつことで日本の侘び・寂びを感じさせる美しさです。江戸切子が透明・無色な硝子(透きガラス)に細工を施したものなのに対し、薩摩切子はより細かい細工(籠目紋内に魚子紋等)や色被せと呼ばれる表面に着色ガラス層をつけた生地を用いたものが多く、またホイールを用いた加工の有無が違いにあげられます。

     

    歴史

    19世紀イギリス、フランスなどの西欧列強が植民地を求めてアジアに進出し、日本にも欧米諸国が開国、通商を強行に求めていた時代。日本では江戸時代の富国強兵を掲げる中、薩摩切子は海外交易品として開発されました。源流をイギリス、ボヘミア、中国に求めながらも、それらを越える「ぼかし」などの日本的な特徴を持つ薩摩切子。島津斉彬の海外進出という壮大な夢に裏付けされた意匠と伝わっています。